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私たちについて

私で三代目となるこの店は、私の祖父が退職金を使い1960年(昭和35年)にオープンしました。

小さい頃から店の手伝いで撮影について行き、荷物運び等を手伝っていましたが、中学・高校くらいになると友人達との時間が多くなり手伝いはしなくなりました。

高校3年になると『進路』を決めなくてはなりません。当初は大学進学のつもりでいました。

しかし、ある時にふと「大学行って何するんだろう?」と思うようになり、写真の専門学校へ進路を変えました。

そこから専門学校卒業をし、そのまま大阪のコマーシャルスタジオに就職します。あのスタジオで得た経験は大変貴重なものでした。クライアントに大きいところで阪急電車や松下電池工業があり、仕事のクオリティや納期に対しての厳しさを『実感』させてもらいました。

その後、現在の会社へ入ります。結婚し、子どもたちも授かりました。その際に私の親が、『古い一冊のアルバム』を出して見せてくれたのです。

そこには小さかった頃の私、まだ若かったころの親、おぼろげに覚えていた祖父、もう他界しましたが腰の曲がっていない祖母が写っていました。

その時の想いがこのHPのバナーで使用している文言です。

なぜ記念写真を残すのか?

現在(いま)ではなく、将来(さき)のためだと思います。

そのために特別な日には写真館で記憶を残す。

お越しいただいた皆様の『未来の一枚』をしっかり残すよう努めます。


写真の持つチカラとは?

と考えたとき、2011年に起きた東日本大震災でのことが挙げられます。
この大災害後、通帳や印鑑ではなく『アルバム』を多くの人々が探したと報道もされていました。
津波で家を流され、命も失われ、衣食住もままならない日常の中で残った人々が探し求めた『家族のアルバム』
家族の思い出を振り返ることが唯一出来るのものが『たった一枚の写真』
現在ではなく、将来のために。自分のためでなく、家族のために。
最近はデジタル化が進み、『カメラ』も『スマホ』に変わってしまい、データだけで残すほうが『普通』になっています。
パソコンやSDカードにあるから大丈夫!って思う方が大勢います。

『違うんですよ』


カードエラーが原因でデータ(思い出)が消えちゃった...。というお客様を大勢対応させて頂きました。
デジタルはダメ! なんて言うつもりは全くございません。要は『使い分け』です。
久しぶりに『家族』で集まった時に昔のアルバムを見ながら盛り上がる。
20歳の息子が自分自身の小学校入学の姿を確認する...。
25歳の娘が嫁いでいく前に、6歳のころに家族で行った動物園での思い出をアルバムを見ながら話す...。
デジタルだと電源を入れて起動するまで待ったり、データの保存場所に戸惑ったり、カードエラーで失くしてしまったり。
アナログの『アルバムが一冊』、本棚にあれば思った時に気軽に見れます。
デジタルだと津波でパソコンや電子機器が流されてしまい、運よくその機器を発見しても故障でデータを取り出せない。
アナログだとすべてではないですが、流されたアルバムはそれぞれのご家庭に帰ることが出来ました。
私は6人の子どもの親です。
子どもたちが大きくなった時に、『古いアルバム』を見ながら、子どもたちが小さかった頃の話をするのを楽しみにしています。
皆様の大切な記念日をしっかりと残せるよう撮影に取り組ませて頂きます。